金閣寺


あぁ・・・。
ついに読んでしまいましたよ。
三島由起夫の「金閣寺」。
三島小説初読みだったワケですが、コレが実に面白く読めてしまったんですよ!
正直な所、この作品の元となった金閣寺の放火事件に関してあまり詳しくないのでなんともいえないのですが、どこまでが事実で、どこからが三島氏の創作なのかが気になって気になって・・・(笑)
もし、もしですよ、仮にこれが、実際の放火犯が犯行の理由として述べた、「美への嫉妬」という一言から想像力を働かせて書かれたものなのだとするなら、その想像力を超えた妄想力に、呆れつつ(これは敬意の現れです(笑))、クラクラと何度気が遠くなった事か(笑)
これはすでに言及されつくしてきたであろう事は想像に難くないのですが、やはり、自分と「美」を一体化させる為には、「金閣を焼くしかない」という結論にまでたどりついた主人公と、「自決するしかない」という結論にまで追いつめられた三島氏とを、重ね合わせないワケにはいかないのでした。


金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

再建された金閣から「美」を観てとる事は出来ませんが、そのある種滑稽とも思える佇まいを端的に表現した、金メッキのプラスチック製の土産物、通称「金プラ」の金閣寺に「美」を見いださないワケにはいかないのでした!(爆)


そんな「美しい」金プラもラインナップ予定!当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COMのオープンまでの道のりの記録です。