ジャック・タチ


今日、BS2でジャック・タチの「プレイタイム」やってましたね。
この、爆笑はしないんだけれども、ちょっとクスッっと笑ってしまう感じが実に良い感じ(ぼく的には爆笑な箇所っていくつかあるんですが)(笑)
今日、改めて観てて思ったんですけど、やっぱり、チョットこの人のギャグのセンス、面白いって感じる所のセンスってかなり独特なんじゃないでしょうか?
確か、ゴダールだったか誰だったかが「彼は宇宙人だ」と評してたんですが、う〜ん、ぼくもそう思いますね(笑)
何か、漫画家の蛭子能一氏が、自分の書いた漫画のギャグでゲラゲラ笑ってるんだけれど、他の人がそれを見てもどこが面白いのか解らないといった類いのセンスという気がします。(違うかな・・・)
実のところ、ポスターアート等のオシャレなイメージから映画を観てみたものの、よく解らないってヒトは多いような気がします。
こういう、ちょっとビミョ〜〜な、分かりにくい感じのギャグって、すごく共感してしまうんです。というのも、ぼく自身のギャグのセンスもあんまりわかってもらえない事が多いので(笑)なんか、村上春樹の小説の主人公みたいですけど。
ジャック・タチ。映像のセンスや、オシャレという所にどうしてもスポットがあたってしまいがちですが、その独特の「ギャグセンス」を再評価ならぬ最評価したいと思います!(笑)

タチの映画の中でも一際人気のないこの作品(笑)数年前の「ジャック・タチ映画祭」でも上映されなかったし、サントラにもこの映画の音源だけ入っていない不遇っぷり(はまぞうにもジャケがのってないし・・・)。でもね、ぼくは一番のフェイヴァリットなんです。交通事故のシーンなんか抱腹絶倒もんですよ!