Vol.4 「月極庭園鶴島」見取り図
土曜日恒例、京の足下を人知れず彩る「路傍の苔庭」を
紹介して参ります、「路傍の名庭」。
本日第四回目となります。
さて、今回も先週に引き続き、「月極庭園鶴島」こと、
正式名「糺の森月極方丈庭園・鶴島」(笑)の解説を。
「キョースマ・夏号」をご覧になられた方はご存知の事と思いますが、
誌面には、「路傍の名庭」の見取り図が数点掲載されていますよね?
実はアレ、掲載されている全ての物件のものが用意されていたのですが、
スペースの都合上カットになっておりまして(笑)
という事で、この場をお借りして、改めて見取り図、
もとい、「地割り(庭の設計図ともいうべき平面図)」(笑)を
掲載したいと思います。
ハイ、「路傍の名庭」を見つけたら、このように
地割りを描いておくのが好ましいです。
かつて、数百に及ぶ全国の庭園を測量してして歩いた、
重森三玲氏の如く、しっかりデータ取りをしましょう(笑)
ちなみに、図の赤いカメラマークは、キョースマに載っている
写真の撮影ポイントとなります。
「月極方丈」については、先週ご説明した通りです(笑)
また、興味深いのは、物件名が「三葉鶴島」となっている点。
コレは、発見時に付けられていた名称で、鶴島を構成する草を
「クローバー」だと思い込んでいた為にこう呼んでいたモノ。
その為、誌面には当初「クローバー鶴島」として表記する予定だったのですが、
校正の段階で、この草がクローバーではなく、
「カタバミ」という種である事が発覚!
「三葉」も、春の七草のそれを連想させるという事から、
「月極庭園鶴島」という表記になったというウラ話が(笑)
という事で、今週はココまで!
来週は、また別の物件の解説に移りたいと思います!
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さて、来週はどの物件の紹介にしましょうかね?当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪