Vol.3「月極方丈庭園」って?


土曜日恒例、京の足下を人知れず彩る、
「路傍の苔庭」を紹介して参ります、「路傍の名庭」。


予告通り、今週から「キョースマ・夏号」に掲載された
名庭の解説をして参ります!


さて、本日のお題「月極方丈庭園」。


ムムッ!何だかそれっぽい字面・・・(笑)


なんて読むんでしょう?


「つきぎめほうじょうていえん」と読みます。


キョースマにおいては「月極庭園」という事で紹介されておりましたが、
駐車場に存在する路傍庭園を正式にはこう呼ぶのです。


ちなみにキョースマの「月極庭園・鶴島」は、正式名称を、
糺の森(ただすのもり)月極方丈庭園・鶴島」と呼びます。


それっぽいですねぇ!(笑)


それもそのハズ、「方丈庭園」とは、実際の庭園の様式として
しっかり存在するのです。「東福寺方丈庭園」とか(笑)


ただ、「方丈」の意味はだいぶ違っておりまして、
実際に「方丈庭園」という際の「方丈」というのは、
お寺の中心となる建物の事。


なので、その建物に面して作られた庭園を「方丈庭園」と呼ぶのですね。


それを、路傍庭園においては、「方丈」の本来の意味である
「四畳半程度の正方形」とういうのを、更に拡大解釈して(笑)、
「四角い土地」を「方丈」と呼ぶ事にしちゃったというワケなのです。


駐車場という四角い土地、つまり「方丈」にある
路傍苔庭だから「月極方丈庭園」というワケです(笑)


別に「方丈」って付けずに、キョースマでの表記のように、
「月極庭園」でも良いんですが、「方丈」って付いた方が、
なんだか「ホンモノ」っぽくて良いでしょう!?(爆)


しかも、口にしてみると、何だか語感が良い!


思わず口にしてしまいたくなる語感の良さ!


なもので、今では駐車場を見るや「月極方丈庭園!」
と、反射的に言ってしまっております(爆)


ちなみに、当然といえば当然ですが、「路傍苔庭」のない駐車場は、
フツーに「駐車場」と呼んで下さいね。


でも、「路傍苔庭」のある駐車場は、月極であろうがなかろうが、
全て「月極方丈庭園」となるのでご注意を!
(ここ、赤線ひっぱっておくように!(笑))


という事で、路上の名庭用語「月極方丈庭園」。


みなさんも、明日から是非活用してみて下さい!
[rakuten:tankosha:1130622:detail]
「路傍の名庭」のテキストはコチラ!!


ちなみに、キョースマで紹介されている物件は、ほとんどが「月極方丈庭園」に分類されるのでした(笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪<_