第二回/「ホーム・ムービーとしての8mmの復権・その1」


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM主催による
8mmワークショップ「MONDO STYLE FILM DIARY」。


毎週月曜日は、ワークショップでお話しきれなかった、
「MONDO STYLE」視点による8mmの楽しみ方の
特別講義を行っております^^


先週は、「FILM DIARY」、日記映画ってどういう事なの?_
という事で、日記映画の始祖である、映像作家の
ジョナス・メカス」さんによる日記映画をご紹介いたしました。


復習がてらもう一回みてみましょうか?先週の続編ですね(笑)

はい、独特の時間感覚によって、身の回りの些末な出来事や、
友人なんかを記録した、メカス氏による「日記映画」でした。


氏の作品は、60年代、70年代にかけて、反商業映画的な、
「実験映像」、つまり「アート」として、高く評価されました。


という所まで、先週はお話しました。


初めてご覧になった方は、安定しないカメラアングルや、
一秒、場合によっては1コマしかない短いカットの連続、等々、
結構、面食らってしまうような映像ですね。


或はこういった早いカットの切り替わりは
近年ではごく当たり前の手法として登場するので、
「別に?」ってな感じでしょうか?(笑)


とにかく、40数年前は、こういった映像表現は、
「アート」という、一般には馴染みのない、敷居の高い、
或はアングラなモノだったワケです。


しかしですよ、もう一度上の映像をよ〜く見て下さい!


いや、これからですね、いろんな方々、ひいては
メカスさん自身から、スンゴイお叱りをうけそうな事を
言ってしまうんですが(笑)


確かに何だか画面がブレブレで、
良くわかんないけどスンゴイ迫力があるし、
そういう意味でスンゴイ「アート」なんですが、
映っているものを見る限り、ぶっちゃけこれって、
「普通にホーム・ムービー」ですよね!?(爆)


僕たちが普段、DVなんかで撮影しているモノと
そう変わりないですよね?


という視点でみるとですね、ホラ、
とたんに親近感がわいてきましたね〜(笑)


でも、「普通のホーム・ムービー」のハズなのに、
すんごいカッコイイですよね!?


という事は、この「日記映画」という「手法」のみを
抽出してしまえば、誰もがアーティスティックな
ホーム・ムービーを撮る事が出来るのではないか!?


というのが、「MONDO STYLE FILM DIARY」的8mm観の
根源となるのでした。


と、本日はここまで!!


次回は、引き続き「ホーム・ムービーとしての8mmの復権・その2」と題しまして
「FILM DAIARY」的手法と、8mmの親和性についてお話したいと思います!


文中、ジョナス・メカス氏の作品が、単なるホーム・ムービーであると揶揄するかのような発言がございましたが、決してそんな事はありませんからね。氏を尊敬する一人として、その点お間違えなきよう、フォローしておきます(笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪