第五回/MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY・その2


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM主催による
8mmワークショップ「MONDO STYLE FILM DIARY」。


毎週月曜日は、ワークショップでお話しきれなかった、
「MONDO STYLE」視点による8mmの楽しみ方の
特別講義を行っております^^


今週は先週に引き続き、「MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY」と題しまして、
8mmが、その創世記から、現在におけるまで、一般消費者の立場から、
どのような位置づけとして認識されてきたかという歴史編(笑)の
第二回目!!


第一回目は、創成期における8mmの扱いというのは、
「お金持ちのみが楽しめる道楽」という、
とても一般庶民からはかけはなれた存在だったというお話でしたね。


本日も、フジフィルムさんのサイトにある歴史を参照
(コチラのページのカメラの画像をクリック!)に、
お話を進めたいと思います。


まず、1960年代初頭までですね、先述のように、8mmは高級品でした。
しかしながら、この時期、スチルカメラ、要するに普通のカメラですね、
それのブームが来たと。その影響により、徐々に8mmへも関心を持つ人が増える、
とありますね。


う〜ん、興味深い!!個人的にはココ、赤線ひっぱっておきたいトコです!(笑)


で、こうした流れで、フジは8mm業界への参入を決めたみたいですね。
初めて知りました(笑)


しかし、この頃の8mmフィルムというのは、皆さんがワークショップで
使ったモノのようにカートリッジ式ではなくて、装填が難しかったりと、
一般向けとしてはハードルが高かったようです。


で、皆さんご存知のカートリッジ式のフィルムの登場となるワケですが、
ココで「スーパー8」という聞き慣れない名前が出てきましたね。


そう、ワークショップでは時間がなかったんで、その辺の説明って
しなかったんですが、あのカートリッ式の8mmフィルムって、
規格が二種類あるんですよ。


こんなのなんですが

四角いですね〜(笑)これがコダックの規格である「スーパ−8」です。

で、コチラがおなじみ、フジの「シングル8」。
カートリッジのカタチは違えど、中に入ってるフィルム自体は、
全く互換性のあるモノなんですけど。
この2種類のフィルムの違いというのは、後日詳しくやりますね^^


さてさて、そんなこんなで1965年、皆さんがご存知のシングル8規格の
8mmが初めて世に出ます。


ホーム・ムービー時代の到来を予測しての展開!
しかも、「主婦層」という女性層をターゲットにしているという!
いや〜、コレ重要ですね!(笑)

ハイ、コレがシングル8カメラ第一号「p1」。
ワークショップでご使用になられた方もいらっしゃると思います。
ってかコレ、1965年発売でしょ?
という事は、ヘタすりゃあのカメラは40年以上前のシロモノって事ですよ!
いや〜、サスガ、アナログ品は丈夫ですね!(笑)


こうしてようやく庶民の手にも届くようになった8mmカメラ、
確か、この「p1」、当時の価格で一万八千円だった思うんですが、
確か、うちの父親の初任給が1968年で、一万チョットとか二万とかって
言ってたんで、ウヒャ!コリャ高級品ですね!

アリャ、値札んトコが切れちゃいましたね。当時のディスプレイ・セットです(笑)


と、ここから8mmカメラはごく一般的に「ホーム・ムービー」のツール
という認識が出来上がっていくワケですね。


というトコロで今週はココまでとしたいと思います。


来週は、8mmのもう一つの側面について・・・しようと思うんですが、
どうなるか判りません(爆)


8mmの一番華やかなりし頃に、語るべき事があんまりないという・・・(笑)単にワタクシの情報不足ですが(;´□`)という事で、来週までにチョット勉強しとこうと思います(苦笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪