第六回/MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY・その3


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM主催による
8mmワークショップ「MONDO STYLE FILM DIARY」。


毎週月曜日は、ワークショップでお話しきれなかった、
「MONDO STYLE」視点による8mmの楽しみ方の
特別講義を行っていますが、事情により、今週は
火曜日の更新となっております(苦笑)


今週も先週に引き続き、「MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY」と題しまして、
8mmが、その創世記から、現在におけるまで、一般消費者の立場から、
どのような位置づけとして認識されてきたかという歴史編(笑)の
第三回目!!


毎度の通り、フジフィルムさんの年表と照らし合わせるカタチで参ります。
フジフィルムさんのサイトはコチラのページの8mmカメラの画像をクリックして下さい


さて、先週は、現在利用する事の出来る8mmの規格、
シングル8」の登場までのお話でしたね。


それまでたいへん高価な上に、フィルムの装填等も専門的知識が必要だった
8mmですが、フジの「シングル8」や、コダックの「スーパー8」のような、
カートリッジ式で、簡単に装填出来るフィルムが登場。


一部のお金持ちの道楽だった8mmが、手軽にホーム・ムービーを
楽しめるツールとして、一気に一般家庭に浸透していきます。


これが、1965年以降の事ですね。


さて、チョット話が前後してしまうのですが、
1950年代後半から60年代初頭にかけての8mmの動向で、
面白い事を小耳にはさみましたのでお話したいと思います。


実はコレ、ワタクシめの父親が言っていたのですが、
どうもシングル8が発売になる前、つまり、8mmがまだまだ
かなり裕福な層しか楽しめなかった時期において、
8mmというのは、かなりの盛り上がりを見せていたらしいのです。


父親によると、1950年代後半、NHKで「岡目八目」(笑)という
8mmの視聴者投稿番組が放映されていたのだそう。


もう、タイトルが「当時」を彷彿させますね(笑)


なんでも、毎週、ある「お題」を元に、全国の8mm愛好家が
8mmフィルムを撮ってくるものだそうで、お題は常に起承転結に
なっており、なかなかクオリティの高い内容のモノが
投稿されていたのだそう。


それを、当時中学生だった父親は、羨望のまなざしで見ていたそう(笑)


やっぱり8mmは「お金持ちのモノ」という認識が一般的だったよう。


しかしながら、この後、シングル8の開発まで至る盛り上がりをみせたというのは、
TVという、当時、注目度の非常に高いメディアに乗ったという事と
不可分ではなんじゃないかなぁ、なんて考えると、とても興味深いですよね^^


で、この「岡目八目」、ひょっとしてYouTubeとかに映像があがってるんじゃないか?
なんて思ったんですが、サスガにコレはありませんデシタ(笑)


ってかね、父親が、「探偵ナイトスクープで探してもらってくれ!」と、
押し付けるモノだから、「自分でハガキ出したらエエやん!」というと、
どうも、もし採用されてもTVに出る度胸がないそうです(笑)


逆に、父親がTVでテンパる様を想像したらおかしくなってきて、
ムリから出したろかなとか思ったりもしますが(笑)


それはさておき(笑)


というワケで、本日はこの辺で。
なんだか、いっこうに年代が先に進みませんが(苦笑)


来週は、いよいよホーム・ムービー全盛、そして、その裏側で出現し始めた
8mmによる自主制作映画まで、ざっと紹介できたら良いかなと思います。


「岡目八目」、物好きなどなたか、映像をお持ちでしたらYouTubeにでもアップして下さい(笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪