テノール歌手、「ジョアン・ジルベルト」(笑)


ジョアン・ジルベルト」って、ボサノヴァのヒトじゃないの?


そう思われた方、多いと思いますが、そうデス!あのボソボソと呟くような歌声で歌い、コンサート中に45分間カタまっちゃったり、目を瞑って聴覚だけを頼りに車を運転したり、齢74にして2才になる娘がいる事が発覚した、アノ、ジョアン・ジルベルトさんのお話を、本日はしたいと思います(笑)


何を唐突にまたジョアンさんの話を始めてしまったのかというと、実はとあるショッキングな音源を聴きまして・・・。


ジョアンさんの歌唱法といえば、先述の通り、呟く様なボサノヴァ独特のモノをパッと思い浮かべますよね?そもそも、ギターの奏法のみならず、あのノンヴィブラートのフラットな歌唱法を思いついたからこそ、ボサノヴァが革新的な音楽になり得たとまでいわれている歌唱法なんですが、そんなジョアンさんが、実は若い頃にテノール歌手だった!という事は、ちょっとコアなファンの方ならご存知の事と思います。


あのボソボソ歌唱とテノール歌手。全くつながりませんね〜。にわかには信じ難い事です。数々の彼にまつわる「伝説(ネタ)」のようにすら思ってしまいます。


しかしですね、実は最近、それを裏付ける音源を聴いてしまいました!!その音源とは、ナント!ジョアンさんが1952年代にリリースしたソロ・デビューシングル!!「Quando Ela Sei」と「Meia Luz」!!ボサノヴァ第一号として「想いあふれて」がリリースされる7年前、ジョアンさんハタチの時の音源!!


コレが、なんとビックリ!!ホンマに朗々と歌いあげているではありませんか!!ヴィヴラートかけちゃったりなんかして!!思わず耳を疑いましたが、声を聞く限り、やっぱり間違いなくジョアンさんの声!しかも、相当ウマイです!!やっぱりちゃんとテノール歌手だったようです!!


さて、これから7年間、職につかず友人宅を転々としたり、一日中フロにこもってギターを練習していたりという紆余曲折を経て、あの歌唱法に到達するのですが、ハタチの時の歌い方とは雲泥の差!というか、そういった歌い上げる歌唱法の方が、当時としては一般的だったそうです。


で、1959年に発表された「想いあふれて」が発売されるや、その「クール」な歌唱法により、ドカ〜〜〜ン!!とブラジル国内の音楽シーンに衝撃をあたえた!なんて、よく伝記になんかには書かれていまして、実の所あんまりピンとこなかったのですが、その、ハタチの時のジョアンさんの音源を聴くと、いかにその事が革新的な事だったのかという事がより良く実感出来て、改めて「ジョアン・ジルベルト、スゲ〜〜〜!!」と、興奮してしまったしだいなのデシタ!(笑)

という事で、そんなジョアンさんのアルバム、当KANIBASE.COMでもお取り扱いしております!コチラで試聴出来るので、興味のある方はドウゾ!!

スミマセン、久々に興奮してしまいマシタ・・・(;´□`)また来日して欲しいですね!ジョアン・ジルベルト!当ブログは、KYOTO発の、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪あ、明日は都合により更新をお休み致します!<<