二条城市民煎茶会(京都市主催!)


目指せ!!京都検定1級合格!!という事で、毎週必ず京都の寺社を巡り、楽しみながらお勉強しちゃおうという「週一早朝寺社参拝の会」!!


さてさて、先日お伝えしましたように、昨日は「二条城市民煎茶の会」へ行って参りましたヨ!茶会は3日から5日にかけて、6っつの流派のお茶席が楽しめるのですが、3日は「小川流」と「瑞芳菴流」の日。というのは昨日書きましたので、よろしければご参照下さい^^

というワケで二条城!目の前は当然の事ながらしょっちゅう通ってるのですが、中となると、え〜、何年ぶりでしょう・・・?

二条城の中、清流園にて各茶席の参加受付。茶会の開始時間となる10時ちょっと前に行ったのですが、小川流、瑞芳菴流共にすでに2席目までいっぱいで、三席目の参加とあいなりました。ナルホド、結構人気のある行事なのですね。


そんなワケで、一時間程時間が空いたので久々の二条城見学!にしても、外国人率、異常に高し!サスガ!(笑)そかしながら、久々に来てみると、何か中が暗くて窮屈な感じ・・・。もっと広々としてなかったかな・・・、なんて思ってたら、障壁画保存の為、廊下の雨戸が全て閉じられてるのですね。以前は開け放たれて、そこから庭園が見渡せた気がするのですが・・・。城の中からの庭園の景観というのも実は二条城の素晴らしさを伝えるに重要なファクターなので(何せ庭の植栽に対応して「ソテツの間」とかあるくらいなんですから)、いっそ全て複写品にして、景観を解放すべきなんではないかなぁ・・・。なんて思ったり。

とはいえ、売店のこういった昭和な景観が護られていたのは嬉しかったですね!これも保存の対象ですよ!モチロン!(爆)

さてさて、気をとりなおしてお茶会へ。にしてもこの清流園、なかなかの名庭ではありませんか!ビックリしちゃった!あそこでお茶が頂けるとなると、そりゃあ良い気分ですよ!

という事で、まずは「瑞芳菴流」のお茶席より。

お茶菓子は、白味噌の餡と牛蒡(?)の入った餅。形状は違えど、花びら餅ですね、コレ。

瑞芳菴流では、最初は亭主がお茶を淹れてくれるのですが、二煎目はこのように急須で渡され、数人で分けていただくのでした。

途中、家元のお話等あり、結構和やかな雰囲気でお茶を楽しめました。にしても、お煎茶の茶器って、小さくてカワイイ。

お次に煎茶道の始祖、「小川可進」(試験に出るのですよ!)直系の小川流へ。サスガ、スゴイ人です。

小川流の特徴は、一煎目、二煎目共に、お茶のエキスを凝縮したともいうべき少量の液体(笑)をいただくのです。コレ、まだ飲んでませんからね。こんだけしか入ってないんです。

コチラ、小川流の茶器。コレもカワイイなぁ。にしても、小川流はいわゆる「茶道」のそれとほぼ変わらず、厳粛な空気を漂わせていましたね。亭主は緊張のあまりお話がカミカミでしたし(実に面白かったです(笑))、茶を淹れる方は、緊張の余り、手の震えがとまりませんでしたし・・・。
そういった雰囲気が、チョットこちらにも伝わってしまったかな、という感じでした。

より気軽に、お茶の「味」を楽しむという煎茶のお作法、どんなモノかとワクワクしていたのですが、お作法自体は、いわゆる「茶道」のそれと変わらないか、むしろそれよりも複雑とも言える作法のもと執り行われるので、チョット面食らいました。


気楽に、リラックスしてお茶を嗜むという事に関しては、「瑞芳菴流」が長けていたように思います。作法も非常にケレン味たっぷりで、魅せる演出。家元さんが実際出て来てお話して下さったのも、リラックス出来た大きな要因でしょう。


が!お茶の味に関しては、小川流、サスガでございました。あの少量のお茶の中に濃厚な旨味、大変美味しゅうございました。


にしても煎茶流、流派でこんなにも違うとは!機会があれば、別の流派の茶会にも参加してみたいです!良い勉強になりました。

う〜ん、色々と考えさせられる茶会でしたねぇ・・・。おかげで家に帰った後はアタマがクラクラしましたよ。軽く熱射病にヤラレたんではないか?という線も捨てきれませんが(爆)当ブログは、KYOTO発の、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪<<