「パペット・シャーマン・スター」監督、高嶺 剛氏の事


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM(カニベース・ドットコム)の2009年最初のフェア、'80年代に映画「ウンタマギルー」で、オキナワの文化を世に知らしめた、高嶺 剛監督の最新作、「パペット・シャーマン・スター」の私家版DVDを強力プッシュする、「KYOTO × OKINAWA」フェア!


本日は「高嶺監督って?」という方に、カンタンにではありますが、その仕事と影響関係をお話したいと思います^^

さてさて、主たるプロファイルや作品歴は公式サイトにお任せするとして(笑)、まず、代表作である「パラダイスビュー」、「ウンタマギルー」について。これらの映画は、全編にわたって沖縄言葉で語られ、日本語字幕を付けたり、嘉手苅林昌照屋林助といった沖縄音楽界重要人物を登場させる等、オキナワの日常的な文化を全面に出したという事で、非常に話題となりました。特に、嘉手苅林昌照屋林助といった音楽家に注目が集まります。(戸川純や、細野晴臣といったキャスティングも話題になりましたね!今考えると、80年代だなぁ〜という感じがしますね^^)


また、沖縄独特の不思議な雰囲気や美しい風景から、以降、沖縄をモチーフとした映画が異様に増えるといった、90年代のオキナワ・ブームの火付け役的存在となりました。


この時の注目されっぷりを示す、チョット変わったトピックを挙げると、「ウンタマギルー」をもじった「ウンタマギール」というタイトルのアダルトビデオが出たという事でしょうか(笑)AVにパロディされるという事は、注目されているという事の指標にもなりますからね(苦笑)ちなみに、監督はこの事をとても喜んでおられたと聞いております!(爆)


また、この他の長編映画では、全編デジタルビデオで撮影された「夢幻琉球つる・ヘンリー」がありますが、この映画は高嶺監督の真骨頂!「オキナワン・シュルレアル」炸裂の超娯楽作!「沖縄空手の演舞をしながら、映画を撮る旅に出る」っていう設定だけで観たくなってしまいますよね!(笑)

沖縄映画論

沖縄映画論

ちなみに「夢幻琉球つる・ヘンリー」は、この本によってかなりアカデミックに分析されています!また、この本の著者である「大嶺沙和」さんによる「パペット・シャーマン・スター」のレヴューが、公式サイトにアップされております!ワタクシのようなミーハーな視点ではなく、かなり深い考察がなされておりますので、アカデミックに楽しみたい方は必見です!


さてさて、ここまで挙げてきた高嶺作品ですが、現在DVD等になっておらず、手軽に楽しむ事が出来ないというのが現状です。(「パラダイスビュー」、「ウンタマギルー」は過去にビデオ化されたものの、現在廃盤。「つるヘンリー」はソフト化されていません・・・)それを考えると、「パペット・シャーマン・スター」がDVDとして手に取る事の出来るという事の意義は大きいですね!


願わくば、このDVDが高い評価を得て、長編映画全作品のDVD化や、現在製作準備中の劇映画『変魚路』の製作が実現!なんて事になればよいなぁ〜、と思っている次第なのでした^^

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豪華な特典付き(数に限りあり!)ですので、お早めに!近いうちに高嶺監督の再評価の流れがくると思ってますので、プレミアム必至ですヨ!(笑)

明日も「パペット・シャーマン・スター」の記事を更新予定!主役である、「化粧師(けわいし)にして「人形師」である奥山 恵介氏のお話をしたいと思います^^当ブログは、KYOTO発の、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪<<