ムタンチス

今さらながらリブロポートのモンドミュージックを見ていたら、ブラジルのサイケロックバンド(はたしてそう言い切ってしまって良いのかどうかはかなり疑問ですが・・・)ムタンチスのセカンドアルバムが載ってて、懐かしくなって久しぶりに聴きました。
いつ聴いてもワケわかりません(笑)モンド本によると、ギター、ベース、ラジカセ(爆)の三人編成って書いてあるし。それは知りませんでした。カッコイイなあ!
音楽的にはあんまりブラジルっぽくないんですよね。ブラジル系の人達ってテープコラージュとかギミックをこらしていても、リズムが2ビートとかになってて、サンバとかその辺りのリズムの影響ってのが多大にあるんですけど、彼等の音を聴くと、何故かオランダとかいったヨーロッパ圏を連想してしまいます。トロピカリズモという、日本でいう全共闘のような反体制運動の中心の一角だった彼等ですが、あんまりトロピカルと言う感じがしません。しかも反体制という事が想像しにくい程脳天気な音です(あくまで今現在の耳で聴くとという事ですが)。とはいえ、音を聴く限り、確かにモンドですなコリャ。
カエターノ・ヴェローゾの曲に「サンパ」というのがあって、その歌詞の中に彼等の名前がでてくるんですが、この曲、ジョアン・ジルベルトがカヴァーしてるんですよね。ジョアンの口から「ムタンチス」という言葉が発せられるなんて・・・(笑)聴いた事あるんでしょうか?あ、ヒタ・リーとはデュエットしてましたね。
実はセカンドアルバムしか持ってなかったので、これを機に他も聴いてみる事にしましょう。

ムタンチス

ムタンチス

ありゃ、ジャッケ写がないなぁ・・・。残念。
モンド・ミュージック

モンド・ミュージック

改めてみると、ここで紹介されてるような音楽が、今やメインストリームになっているのがスゴイ。