GETS/GILBERTO(笑)


今更ながら、何となく聴きたくなっちゃったんですよ(笑)
当然、持ってたんですけど、誰かに貸したきり行方不明で。更には、だれに貸したのかすら覚えていない。
で、何となくツタヤに入った時、目に入ったんで、つい借りてしまいました。

思えばコレを聴いたのが、ブラジル音楽に触れるきっかけとなった衝撃の一枚だったんですよね。
忘れもしない、大学の先輩のボロアパートの一室で、薄暗い白熱灯の下、モノラルのラジカセから聴こえてきた得体の知れない音楽。

ジョアン・ジルベルト信奉者の間では、ゲッツのサックスがウルサイ等々、様々ないわくがある事から毛嫌いされているこのアルバム。

ともすれば、このアルバムが好きだなんて言おうモノなら、「お前はジョアンの何たるかを理解していない!」当、ボロカスに攻撃されそうな勢い。

ジョアン初来日の時のとある雑誌のレビューでは。「このアルバムでジョアンを知った事が恥ずかしい・・・」的な事が書かれたりしてましたけど、ぼくが声を大にして言いたいのは、
「そんな事くらいで、ジョアン・ジルベルトの魅力が半減するとでも思っているのか?」
という事なんですよ!

ナンだか一人でアツくなってしまいましたが、久々に聴いてなお、最初に聴いた時の衝撃が甦るホドに、ジョアンの歌声は輝きに満ちていました。

いつかちゃんと買い直そうっと。


ゲッツ/ジルベルト

ゲッツ/ジルベルト

で!ここからツッコミ編!(笑)今回、日本語のライナーを初めて見たんですけど、ウソばっかり!!(笑)
思わずひっくり返っちゃったのが、「プラ・マシュカー・メウ・コラソン」という曲についての解説。
この曲、あの有名な「ぶらじぃ〜る♪」って曲(判るかな・・・)を書いた「アリ・バホーゾ」という、大作曲家のものなのですが、ライナーによると、「ジョアンの親友の作曲家、アリー・バロンの曲」と言い切っちゃってます!!
そのガセネタはどっからつかんで来たんでしょ?(笑)

まあ、ともかく、秋の人肌寂しい感じの夜にしみじみ聴きたいと思います(笑)


秋の夜長はshopの立ち上げ準備に明け暮れます。当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COMのオープンまでの道のりの記録です。