許してあげよう!


先日、衛星でやってる懐かし映画館という映画番組にチャンネルを合わせた所、ついつい見入ってしまいまして。
おそらく話の半分くらい過ぎた所から観始めたんですが(笑)
笠智衆が主演の映画だったのですが、彼の役柄というのが、いわゆる彼の世間一般的なイメージの「ほんわかイイヒト」な役柄ではなく、かなりヘンコな数学者の役で。
劇中、「クソジジイ!」と言い捨てられる程のヘンコっぷりだったのですが、それが実に微笑ましく魅力的だったんです。
口が悪くて、気分屋で、人の言う事なんて絶対きかないっていう人柄を、なんだか懐かしい感じがして、思わず見入ってしまいました(笑)
で、ふと思ったんですが、最近、このテの、ヘソ曲りで、わがままで、口が悪い事が、魅力的なヒトって、最近いなくなっちゃいましたよね!?

それこそ、ぼくが幼少の頃(5〜7歳くらいまでかなぁ?)っていうのは、そういう、チョットコワイ感じなんだけれども、何か気になるオジサンっていうのは、まだ結構いたような気がするんですが・・・。
ああ、でも、そういう人の事を一つの個性として、笑って許せるおおらかさが、まわりからどんどんなくなってしまったから、自然とそういうヒト達は居場所がなくなっちゃったのかなぁ・・・。などど、少し寂しくなってしまったりして・・・(;´□`)

何だか、最近は人間関係が殺伐としている事が多いワケで、それはなんでかなって考えると、他人を「許さない」からなんじゃないかなぁなんて、ふと、思ったりします。
他人の欠点を、徹底的に否定する風潮が強過ぎる気がするんですよね。

なので、これからの社会生活において、個々の個性を尊重するならば、「許す」って事は、とても重要なキーワードになるんじゃないかなぁ、なんて、感じたりするワケなのでした(笑)



「罪を憎んで、ヒトを憎まず!」(by『大巨人』)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COMのオープンまでの道のりの記録です。