インストール
最近、仕事の合間に本を読むのがとても楽しくて、
気が付けば、本を読む時間を作る為に仕事に行っているような
「フシ」すら・・・。
出勤前、今日読む本がナイ・・・。
年末から年始にかけて友人から借りた三島由紀夫の本は読破しちゃったし・・・。
という事で、本屋へ行くと、綿矢りさのでビュー作、「インストール」が
文庫本になって出ているではありませんか!
実はこの本、出版された当時(当然、芥川賞をとるまえ)にチラリと冒頭部分を読んで、
得体の知れない面白さを感じて、「スゴイ!」と思って、いつかちゃんと読もう、
と思ったまま忘れていたんです。
その間に、あれよあれよという間に作者は芥川賞作家になってしまっていたという。
これはもう読むしかない!
という事で即購入!
仕事を実にテキパキこなし、空き時間を捻出しながら読んじゃいました!(笑)
いやいや、やっぱり面白かったです!
にしてもこの文体は相当ショックです!
斬新すぎます!
一見すると、ムチャクチャな所に句読点がうってあったりするんですが、
コレが実にうまいこと気分の表現になっているうえ、
さらには読んでいてとても心地よい。
サラサラ読めちゃう。
内容はともかくとして、コレは「新しい何か」の到来を
予感せずにはいられない、「スゲーっ!」って感じの作品でした。
- 作者: 綿矢りさ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/10/05
- メディア: 文庫
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インモラルでスキャンダラスなモノを想像したり、実際そんな内容になりがちですが、
実にさわやかに描き切ってるのがまた、とても好感が持てちゃうのでした。
こりゃ「蹴りたい背中」も読まなくちゃ!
早く文庫にならないかな・・・。
・・・何故か文字色を変えれない・・・。ので今日はこのままで(笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COMの成長の記録です。只今送料無料キャンペーン中!