ささくれ立ったココロに沁み入る、紅茶と音楽


「日曜日は美味しい紅茶でリラックス♪」という事で、
土曜日の更新分は大好きな紅茶にまつわる徒然を綴って参ります「紅茶道」。


昨年末から今年の初めまで、仕事、プライヴェート共に多忙を極め、
なおかつ、自分のおかれた立場が自分の思うレヴェルまで達していない事へのジレンマ、
また、徐々に社会的信用を得ていく一方、身内に信用してもらえなかったり、
やっと人生において重要なモノを得られるハズが、結局いずれも得られなかったりと、
ここ最近、精神的にかなり追い込まれておりまして、
表向き前向きな姿勢で諸々こなしていましたが、
正直なトコロ、未来への展望も持てず、何も感じず、
空虚感と焦燥感の間をたゆたっていたワケです。
(重たくてスミマセン・・・)


でも、そんな長らく続いた空虚な心情に再びぬくもりを戻してくれたのが、
美味しい紅茶と柔らかな音楽がもたらす、ゆっくりとした時間でした。


どうにかいつものペースを取り戻さなくてはと、いつも至福の時を
与えてくれた、ゆっくりとしたお茶の時間を設ける事に。


実のトコロ、ここ最近ゆっくりとお茶を楽しむなんていう時間は
全くとれなかったんです。
合間にチョットだけというのはあっても。


その時間の為の雰囲気作りとして、何か音楽が欲しかった為、
いつものなんばタワレコへ。


そしたら、ピッタリのが見つかりました!!
アンリ・サルヴァドールの新譜です!


早速購入し、部屋を掃除して、準備万端!
久々に至福のお茶会!!
ったって、独りでするんですけど(笑)


自分をもてなし、自分を楽しむ。


マリアジュ・フレールの香り高いアッサムと、PAULのチョコレートたっぷりのマフィン、
アンリ・サルヴァドルの柔らかな歌声。


凍てついた心が溶けるというのはこういう事でしょうか。
または、かさぶたがキレイに取れたというか・・・(笑)


紅茶の香りと共に、アンリ爺が語りかけてきます。


「齢89。まだまだ先は長い。何も焦る必要などナイのです」


暗闇の向こうに明かりが見えてきました。

Reverence

Reverence

89歳にしてこの歌声!競演するカエターノやジルベルト・ジルの歌声が霞む程。
全てを許し、与えてくれる神のごとき歌声。
後でライナーを見たら、バックのメンツがとんでもナイ!!
ピアノにジョアン・ドナート、パーカッションにマルセロ・コスタ、
アレンジがジャキス・モレレンバウム・・・。
しかし、何にも増してアンリ爺の歌声が素晴らしい。


自分を見失いそうな時、このようなお茶の時間は何にも増して必要な事を改めて実感。当ブログは、モンド雑貨web shop KANIBASE.COM店長の、お気楽日記です♪