第七回/MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY・その4


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM主催による
8mmワークショップ「MONDO STYLE FILM DIARY」。


毎週月曜日は、ワークショップでお話しきれなかった、
「MONDO STYLE」視点による8mmの楽しみ方の
特別講義を行っております^^


今週は、間がだいぶ空いてしまいましたが(苦笑)前回に引き続き、
「MONDO STYLE 8mmFILM HISTRY」と題しまして、
8mmが、その創世記から、現在におけるまで、一般消費者の立場から、
どのような位置づけとして認識されてきたかという歴史編(笑)の
第四回目!!


毎度の事ながら、フジフィルムさんのコチラの年表を参照しながら参ります^^


さてさて、前回はシングル8という、誰もが簡単に撮影する事の出来る
規格が誕生した事により、「ホーム・ムービー」として、
8mmが爆発的に普及したというトコまでお話しました。


販売当初、音声の同時録音機能のなっかた8mmですが、
徐々に、コアなユーザーに向け、同時録音はもとより、
やアフレコや編集、特殊効果までも表現可能になるまでに
ラインナップを増やしていきます。


年表で言うと、1975年の一番上の画像をクリックしたとこあたりですね。


ここまで高機能化してくると、当然、ホーム・ムービを手軽に楽しみたい
ライト・ユーザーが離れ、徐々にコア・ユーザーが主な利用者となってきます。


このあたりから、「8mm=自主映画」という図式が出来上がっていきます。


先日、TV出演した際、8mmの話題で、MCの方が「じゃ、それで自主映画作品も・・・」
なんて発言された事からも解る様ように、昭和40年代前後に生まれた世代は、
「8mm」というと、コチラのイメージが強いようです。


ご多分にもれずワタクシ自身もそういったイメージを持っていました(笑)


16mmに比べて、破格に安く、編集や特殊効果までも自宅でこなせる8mmは
未来の映画監督を目指す、映画青年にとって、この上ない道具だったのです。



自主制作映画青年の永遠の憧れ、最高機種「ZC1000」!!何年か前、ジム・ジャームッシュがコレで撮った映画ってなんでしたっけ?


こういったムーヴメントを受け、1977年に「第1回ぴあ展<映像部門>」
として始まった「ぴあ・フィルムフェスティバル」は、こうした監督志望の若者の
登竜門として、現在も連綿と続いているのは、皆さんもご存知の事と思います。


貧乏をしながら監督を目指す彼らの作品は「四畳半ムービー」などと揶揄され、
その映像も、どこか拭いきれない貧乏感が独特の特徴としてあった為、
この頃、「8mm」というと、「どうもいかがわしいモノ」という
イメージがあったというのが、当時まだ幼かったワタクシの印象です。


こうして、ホーム・ムービーとして普及する一方、徐々に「自主映画」の
為のツールへとその存在意義をシフトしてゆく8mm。


そして1980年代、ビデオが登場します。


8mmの冬の時代が始まります。


と、今週はここまで!


今回はなんだか重かったですね・・・・。画像もイッコしかないし(笑)
ワタクシも何かツラかったっす・・・。


次週は、冬の時代に突入するまえにですね、チョットだけ
ほのぼのした話、「SF少年と8mm」という事でお送りしたいと思います^^


ん!?まてよ、はたしてホノボノした話になるのか!?さらにヤヴァイ事になりそな予感も・・・(;´□`)とにかく、流れにまかせよう!(爆)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪