第十二回/3分しか撮れない?3分も撮れる?


Mondo zakka select shop KANIBASE.COM主催による
8mmワークショップ「MONDO STYLE FILM DIARY」。


毎週月曜日は、ワークショップでお話しきれなかった、
「MONDO STYLE」視点による8mmの楽しみ方の
特別講義を行っております^^


いよいよ第三回目のワークショップの開催も11/25、12/2に決定!


という事で、予習企画として、「MONDO STYLE」な
8mm日記の撮影法を詳しく講義していこうと思います!


一応、ワークショップでは、撮影に出る前に、「MONDO STYLE」による
撮影法のレクチャーを行っているのですが、そのメソッドに従って
撮影されたフィルム、もう一度見てみましょう。

ハイ、このように、とても細かいカット割によって、
たくさんのシーンが次々と展開していきます。
とてもテンポが良いし、何と言うか、編集がちょっと
プロっぽかったりも感じますよね?


コレが、「MONDO STYLE」による日記映画の特徴です。


本日は、「MONDO STYLE」メソッドの中の最も特徴的な、
「細かいカット割」という事について、考察したいと思います。


この「細かいカット割」という発送自体は、この講義の冒頭で
再三言及した、映像作家、ジョナス・メカス氏の「日記映画」的
手法から応用しています。
メカス氏の日記映画を見てみましょう。

このように細かなカット割が頻出しますね。


が、メカス氏のカット割は、あくまで氏、個人の表現手法として
為されているもの思われますが、「MONDO STYLE」では、
実のところ、もっと物理的、現実的な理由によるところが大きいのです。


というのも、ご存知の通り、8mmフィルムというのは、
フィルムカートリッジ一本で、約3分間しか撮影する事が
出来ません。


捉え方の違いはあると思いますが、このデジタル全盛期において、
録画時間が3分というのは、どう考えても少なく感じますよね?


もっとたくさん、いろんなシーンを記録しておきたいですものね。


では、3分間の中に、より多くの、印象に残ったシーンを
記録するにはどうしたら良いのか?


じゃあ、1カットの長さを、極端に短くすれば良いんじゃないの?


それこそ、「フィルム」なのですから、スチール写真を撮る
感覚で考えると、相当数のシーンが記録できますよね?
なんせ18000コマ近く撮れちゃうんですから(爆)


というのが、その発送の根本なのでした(笑)


なんて書くとですね、
「果たしてそんな風にしてまで8mmで撮影する意味ってあるの!?」
なんて思われる方、多いと思います。


全くその通りなんです。ただ単に多くのシーンを記録したいだけなら、
DV使えば良いんですよ。


ただ、この「細かいカット割」というのが、実は8mmならではの
面白さを、とてもよく特徴づけるような手法だという事が
解ってきたのです。


という事で、本日はこの辺で。


来週は、「細かいカット割」がなぜ、8mmならではの
表現となりうるのか?


という事についてお話したいと思います。


第三回8mmワークショップのフライヤーがもうすぐ刷り上がってきます!予約開始は10/20から!皆さんのご参加、お待ちしております!当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COM店長のお気楽日記です♪