雪化粧をまとった雪舟寺へ


ぼちぼち先日の京都検定の結果の届く頃ですね。ぼくはおそらく3級不合格っす(爆)


しかし!!そのままではあまりに悔しすぎる!!という事で、京都検定対策として、週に一度必ず、早朝に、今まで身近すぎてスルーしてきた京都市内の名所旧跡を巡る会を発足する事とあいなりました!!


名付けて「週一早朝寺社参拝の会(仮名)」!!


という事で、このカテゴリーでは、その結果報告を写真付きで掲載して参ります!!


さて、その第一回目は「芬陀院(ふんだいん)」、別名「雪舟寺」として有名な、東福寺塔頭です。どうして「雪舟寺」と呼ばれるのか?それは、ココには日本の水墨画における最重要人物、画聖とも称えられた禅僧「雪舟」の手に拠ると伝えられる庭園があるからなのです。・・・って、エ〜〜〜ッ!!そんな庭園があったの!?もうウズウズと観に行きたくなる衝動にかられるではありませんか!!というワケで、行ってきちゃいました(笑)

本日の京都市内は昨晩の降雪でうっすらと雪化粧。という事で、雪が溶けないうちに、雪化粧の雪舟寺へ行かなくては!!と、勇んで朝も早くから出向くも、来るのが早すぎた・・・(爆)皆さん、芬陀院の拝観時間は9:00〜16:00までですヨ!なんで、時間まで東福寺境内をフラフラ(笑)雪化粧が良い感じです。誰もいないのもまたヨシ!!

コレが芬陀院の正門。芬陀院は1321年に、時の関白「一条内経」により創立、開山は東福寺開山「聖一国師」の法孫である「定山祖禅」。一条家菩提寺となっています。雪舟は壮年期の頃、ここを仮の住まいとしていたそうです。

というワケで9:00!お坊さんが「拝観中」の札をかけたのを見計らい、後を追う様に中へ(爆)いや、偶然なんですケドね。

ごく控えめに開けられた障子の隙間から朝日が漏れてくる様がなんとも清々しく、その先にある庭園への期待も高まるのデス!

そしてその隙間からは、雪舟の手による庭園が覗くのです。コレは鶴亀の庭(南庭)の亀島です。なんでも、雪舟がこの亀を作った所、夜な夜な動き出すので、亀の甲に大きな石を突き立てた所、動かなくなった。な〜んて逸話が残っているのだそう。

雪景色の枯山水庭園って、実際には初めて見たんですが、この、砂紋にかかる雪は美しいモノの・・・、

庭全体となると、結構ビミョーな感じがするのはぼくだけでしょうか?やっぱ苔が見えないのは何かサビシイ!(爆)ちなみに、この庭園様式は、「禅院枯山水式」と呼ばれるモノだそうで、実は京都で最古の枯山水庭園なんだそうです。現在ある姿は、「重森三玲」氏が実測した後復元、更に、昭和の「小堀遠州」(笑)こと、「中根金作」氏により、現在の姿に整備されたのだそうです。

東庭は重森三玲氏によるモノ。奥に見えるのが、茶室「図南亭(ずなんてい)」。

で、実は、このお寺で一番有名な風景がこの中にあるのですが、

それがこの丸窓からの風景。ね、コレってどっかで一度は見た事あるんじゃないでしょうか?この茶室は、1775年に本堂と共に焼失(にしても京都の寺院の火災被害率には笑いすらこみあげてきますね(;´□`))したモノを、1969年に復元したモノ。で、チョット不思議だったのが、この茶室、床の間がナイ!おお、そういう茶室もあるのですね!


さて、そんな感じで拝観した「芬陀院」、積雪時の景観が観れる!!という事でかなりテンション高めで行ったんですが、今度はあおあおとした苔が見える時に来てみたいと思います(爆)お抹茶もやってなかったし、次回は是非頂きたい!でも、このお寺さんで印象的だったのは、下の写真のような、障子のスキマから見せる演出が徹底されていた事。コレ、ホント良い感じでした^^

また障子紙の濃淡で独特の模様が浮き出てるトコとか、そこから少しだけ覗く庭園とか、そこから漏れる光とか・・・。
いや、良いお庭を見せていただきました〜〜〜!!ちなみに拝観料は300円です^^

にしても、雪景色の枯山水庭園、チョット思ってたより期待外れデシタね・・・。やっぱアレですか、「苔」が際立ってないとダメって事か!!(爆)当ブログは、モンド雑貨web shop KANIBASE.COM店長の、お気楽日記です♪<<