東京大学のアルバート・アイラー/キーワード編


日曜日、新風館で行われた京都ジャズ・フェスティバル
(規模も小さいうえ、そんなイベントがあったって事自体初めて知ったんですが・・・)に友人が出演するというので、
チャリをキコキコこいで三条迄出向きまして。


で、コレがとても良い演奏で、なんだか気分が良くなってしまい、気分良いついでに
チョット本でも買って、どっかでコーヒーをすすりながら読みたいな〜、
なんて思ってしまったモノだから、
友人のバンドの演奏が終わると、他の演奏者とか完全無視で(ゴメンナサイネ・・・)
速攻でBALビルに出来たジュンク堂書店へ!


アソコの最上階には確かカフェが併設されているハズ。
いずれにせよ、丸善ブックファースト亡き今の河原町界隈で、
最も居心地の良い書店となると、アソコしかないのデス。


で、ジャズつながり(てか、偶然見つけただけなんですけど(笑))という事で購入したのが、
菊地成孔氏の東大ジャズ講義録の第二弾、「キーワード編」なのでした。

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編

前回はジャズを中心に据えた音楽史の表層を、斬新な視線で講義したモノでしたので、とっつきやすい感があったモノの、
第二弾では、よりディープに、「え?コレってジャズ関係あるの?」(ちゃんとあるんですけれど)っていうトコロまで掘り下げたカタチになっていて、
チョットとっつきにくいかな〜・・・。


平屋状になっている「歴史編」に対し、高層ビルの如く積み上げられたままの「キーワード編」という実状が、まざまざとそれを物語っていました(笑)


しかしながらですね、読むとやっぱりスンゴイ面白いんですよ。
最初のブルースの章から、イキナリ音楽理論のハナシが出て来るので、読み難いといえば読み難いんですが、ブルースの話から、いろんなトコロに、それこそ、「ソレ、関係あるの?」ってなトコロまで飛ぶんですが、そこがタマラナイ!
また、じっくりスルメのように味わいたいと思います(笑)


で!肝心のカフェは、日曜日という事もあって満席・・・。
という事でやむなくゴッド・マウンテンへ(ココもヒトが多かった・・・)。

スノビズムを総動員して口説き落とそうとする男と、そんな知識には全く興味のなさげな女という、友達以上、恋人未満な男女の微笑ましい会話をBGMに、
こんな事なら家でもヨカッタな・・・、なんて思いながらの読書タイムを過ごしました(苦笑)


つ、次こそは絶対に、アソコのカフェで・・・!!


それにしても、一度でいいから菊地氏の講義を生で聞いてみたいな〜。関西の大学には来ないんでしょうか?絶対モングラーしに行くのに!(笑)当ブログは、モンド雑貨Web shop KANIBASE.COMの成長の記録です。